国公私立大学病院副看護部長研修

長崎大学

長崎大学病院

報告者氏名:貞方 三枝子

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護職員の看護研究環境を整える ~ハード面の整備ならびに看護研究体制(組織)作り~

[概要]
当院では、平成17年度に看護部研究倫理委員会が開設され、看護研究の審査を毎年60~70件行ってきた。平成24年度4月より病院の臨床倫理委員会分科委員会として看護研究倫理委員会が設置されたが、委員会の運営方法や前委員会での未解決課題等もあり今年度の検討事項としていた。
一方看護職員は研究を行うにあたり、研究倫理の理解不足や研究計画書・倫理申請書が十分に書けない等で看護部研究倫理委員会も研究指導の場となることもあり、看護研究の支援体制は構築されていたが十分に活用されていなかった。また、看護部図書室の蔵書管理が不十分で蔵書の整理もできておらず、図書室も会議等で頻繁に使用される為利用しづらい状況に加え、各部署にも看護職員が看護研究に専念できる部屋(研修室)も無い等、研究を行う環境は整備されていなかった。
大学病院の使命の1つである研究を、看護職員が安心して楽に取り組めるように研究活動を支援していくことや質の高い看護師育成は、看護部教育担当副看護部長且つ看護研究倫理委員会の副委員長でもある自分の役割と考え、研究環境を整えていくことを課題とした。