国公私立大学病院副看護部長研修

福島県立医科大学

福島県立医科大学附属病院

報告者氏名:尾形 瑞子

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護助手の有効な人的資源の活用を目指して ~看護助手のフロア間の応援業務基準の作成~

[概要]
当院は急性期看護補助加算体制50:1を目指し、看護補助者(以後看護助手とする)を募集してきた。しかし応募も少なく、早期に離職してしまうなど定着せず、急性期看護補助加算体制50:1をとることは難しい状況にある。今後、現在の人数のさらなる増員は難しいと考えられる。 以前より、採用後は、それぞれの部署に配置され、各部署でオリエンテーションを実施し教育指導を行ってきた。しかし、看護助手の入れ替わりが激しく定着しないため、各部署での対応が難しくなり、看護部として看護助手の業務体制、業務内容などの課題について検討する必要が出てきた。そこで副部長として担当しているフロア師長会において、看護部全体の課題として看護師の業務軽減を目指し、看護助手の業務や業務体制を検討することとした。業務体制を考えるにあたり、師長を初め、看護助手も納得し働くことができるために業務量の可視化を行うために看護助手の業務量調査を行った。この調査を行ったことが、各病棟の忙しさや業務内容などを客観的に可視化したことで、看護師長、看護助手の納得が得られ、「フロア間の看護助手の応援体制基準」の作成につながった。