国公私立大学病院副看護部長研修

佐賀大学

佐賀大学医学部附属病院

報告者氏名:毎熊 恵子

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護助手の効率的な配置と業務拡大に向けた取り組み

[概要]
医療の高度化や複雑化に伴う業務の増大などから、医療の在り方を「チーム医療」として推進実践していく中で看護助手業務の在り方は重要な課題である。当院では急性期看護補助体制加算の「25:1」を目指し、平成23年度からそれまで外部委託であったシーツ交換員をそのまま看護助手として雇用した経緯があり、年度初めは看護助手の定着が安定しなかったが平成24年4月現在で看護助手を43名まで増員している。
看護助手は各病棟に3~4名を配置したが、その各病棟から1~2名を集合させた合計10名の横断的グループが全病棟の定期シーツ交換や入退院ベッド作成を行っている。看護助手の業務指針には直接ケアなどが提示されているが、看護師はどのような患者のケアを看護助手に依頼してよいか分かりにくい等や看護助手のスキルアップ体制が整備されていない等の問題があり業務拡大に至っていない。業務担当の副看護部長として、これらの背景から看護助手の効率的な配置や業務拡大に向けた取り組みを行い、看護師と看護助手がお互い協働し「チーム医療」を行う一員として働きやすい環境を整備したいと考えた。