国公私立大学病院副看護部長研修

高知大学

高知大学医学部附属病院

報告者氏名:弘末 正美

平成25年度
国公私立大学病院副看護部長研修
医療材料に関する支出の削減(病院目標5%削減)

[概要]
病院長による経営状況説明会で、2019年の病院再開発完了へ向けて、病院の経営を安定させるための取り組みのひとつに支出の削減があげられた。削減の目標設定は5%である。業務担当副看護部長として、1.医療材料の契約、価格交渉や材料の採用・削除に関する申請、審査をする組織作り2.材料供給方法の見直しに病院事務局会計課とともに取り組むこととなった。
物流専門部会が発足し、医療材料の経済的、効果的運用に関すること、医療材料の合理的かつ適正な管理、使用及び情報提供に関すること、医療材料の安全性に関することを審議した。結果、4%に近い支出の削減ができた。医療消耗品、衛生材料の責任者である私は、会計課職員と共に集約品リストを作成し、紙マスク、処置用手袋、テ―プ・絆創膏の集約を行った。使用量の多い処置用エプロン、不織布ガーゼは、価格面、品質面から検討し、低価格品と交換した。その結果、対象となった5種品目合計で支出を約7,000,000円削減できると予測され、各品目別の支出を5%以上削減できた。
材料供給方法の見直しでは、現行のSPDの欠点、他施設の状況、不良在庫の事実などをもとに会計課を説得し、SPD業者変更をも視野に入れた供給方法の見直しを行っている。