国公私立大学病院副看護部長研修

昭和大学

昭和大学病院

報告者氏名:吉田 雅子

平成25年度
国公私立大学病院副看護部長研修
新規採用ヘルパーの教育体制整備への取り組み

[概要]
当院は急性期看護補助体制加算50対1を申請している大学病院である。近年、病床稼働率の上昇と入院受け入れ体制の変更など業務の拡大や勤務体制の変更など、看護補助者(ヘルパー)は働き方の変化を求められている。またその中で安全な業務の遂行は使命である。当院では病院職員と業務委託のヘルパーがおり、業務担当の次長が担当し、人員配置を行っている。また業務基準委員会と共に業務基準の作成、教育を行っている。しかし、新規採用者の一年以内の離職率が高く現場の忙しさが増している。また、新規採用者に対する配属後の教育は部署単位に任されており、実践評価が十分ではない。そこで、新規採用者の離職率を減少させ安全な業務の遂行ができるように、新規採用者の教育システムの構築と業務評価の体制整備に取り組んだ。教育システムの構築として、新規採用者の実践教育プログラムと配置基準の作成を行った。また実践評価と問題点の共有・解決ができるように委託業者と管理課で定期的なミーティングを行った。結果、一年以内の離職率は60%から40%に減少した。またヘルパー全体の職務満足度調査においては、仕事への達成感の向上につながった。