国公私立大学病院副看護部長研修

山形大学

山形大学医学部附属病院

報告者氏名:林律子

平成19年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護師長候補者選考 推薦基準と方法について考える

[概要]
大学病院を取り巻く社会情勢は、高齢化社会、医療の分業、診療報酬改定、医師不足対策など
大きく変化し、7対1看護体制の導入など看護を取り巻く状況も変化しており、看護師長に求められる管理業務は拡大している。
当院にて、平成19年度に実施した看護業務量測定結果、看護師長は全体の約70%を業務管理で占めており、スタッフ指導、勤務管理、看護提供の確認、患者・家族との関わり、医師、他部門との関わりと多方面に関与していることが分かった。看護師長は、これまで以上に社会情勢や組織の理解とマネージメント能力、柔軟性、コミュニケーションスキルなどが求められている。
しかし、新任看護師長の事象の捉え方や対処、調整は、これまでの経験や個人の力量によりところが大きい。看護師長育成として、看護師長就任後の研修や継続的な指導的関わり、自己啓発は不可欠なものであるが、今回は「看護師長の育成の第1歩は、マネージャーの素養のある人を選出すること」と考え、今回のテーマに取り組んだ。