国公私立大学病院副看護部長研修

大阪大学

大阪大学医学部附属病院

報告者氏名:谷浦 葉子

平成26年度
国公私立大学病院副看護部長研修
会議の効率的運営を支援する方法の検討

[概要]
会議を効率的に運営するには、問題解決を要する議題を短時間で審議し、対策を決定することが重要である。私の所属する教育実践室は、私以外に教育担当の専従者4名および兼務者1名で構成されている。全構成員が私の担当会議の構成メンバーであることから、今回の課題をメンバーと共有し、効率的な会議運用計画の検討を共に行うことを試みた。検討にあたっては、会議を単なる情報共有の場で終わらせず、迅速な問題解決に向けた効率的会議運営の実現を到達目標として設定した。さらに検討事項のアウトプットとして、外部講師による評価をもとに現在の問題点を明確にし、それを基に運営に必要な会議進行スキルを育成する教育プログラムを企画して研修を実施した。研修における学習到達目標の評価では、全員が会議における自己のコミュニケーションを振り返ることができたが、会議進行「できる」レベルにまでは到達できなかった者が約半数いた。しかし、研修後に開催された会議においては、意図的に教育実践室メンバーおよび研修修了者を会議に参加させて進行に関与させたところ、研修修了者に学習内容を積極的に活用しようとする姿勢が見られるようになった。さらに会議運営の評価指標を作成し評価したところ、昨年度より得点が向上したことから、研修の成果が少なからず会議運営に良い効果をもたらしつつあることが伺えた。