国公私立大学病院副看護部長研修

九州大学

九州大学病院別府病院

報告者氏名:岩谷 友子

平成26年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護の質の向上を目指して、研修会への積極的参加や委員会活動の活性化を図る

[概要]
副看護部長への昇任とともに、分院の総看護師長として看護室のマネジメントを行うこととなった。
従前の研究所としての体制による療養型病床から、4年前に分院として、7:1看護体制による急性期
一般病床としての機能へと変換されたが、職員の認識の改革は遅々としている状況であった。分院化
の5年目評価を目前に控え、看護部門においても意識改革が必要であり、看護の質の向上を図り、病
院経営への積極的な関わりが求められていた。看護師長、副看護師長への管理教育を初めとして、看
護師への教育体制や、委員会活動の組織体制の変革を図るために、看護師の臨床実践能力をクリニカ
ルラダーレベル評価にて実施し把握した。院内教育研修による看護力の維持向上のためにラダーレベ
ル別研修を福岡本院の企画に準じて構成し実施した。また、副看護師長や看護師長への院内看護管理
教育として、問題解決力やメンタルケア支援、部署の課題解決力向上のための院内管理者研修を年間
計画として毎月実施するとともに、日本看護協会主催の認定看護管理者研修受講を推進した。委員会
活動については、委員会メンバーにリーダークラスの中堅看護師を選定し、委員会の目標管理の徹底
を行った。各部署の看護活動や各委員会に置ける活動の成果をまとめ、看護に関わるデータとともに
冊子化して「看護概況書」や「看護研究会・業務改善報告書」を作成し、診療科や事務部門等へ配布
し看護活動の可視化を行った。