昭和大学

昭和大学病院

報告者氏名:田口　美保

平成26年度
国公私立大学病院副看護部長研修効果的な手術室運営 ～手術室看護師の業務拡大と職務満足の向上への試み～

[概要]
今年度「手術室運用改善プロジェクト」が設置され、手術室の運用と労務環境の改善を図るための方策を検討しながら、効率的な運用を検証することとなった。目標は、超過勤務を是正しながら、17時以降の夜間および緊急手術依頼の受入体制の改善と周術期の看護体制を整備し、8～20時の早朝から夜間の手術実施体制を確立することである。早朝および夜間手術の実施は、手術患者の入院生活や病棟看護師の日課に大きな改変は必要となり、患者や家族や負担が大きくなるとともに看護師の業務負担が増大することが危惧された。そこで、手術室看護師の業務拡大することにより、病棟看護師の多重業務の緩和に繋がることが患者の安全に寄与できるのではないか。さらに、この業務拡大が手術室看護師のスキル獲得が職務満足の向上につながると考えた。
手術室稼働時間の効率を上げながらと手術室看護師の効果的な組織貢献ができる「効果的な手術室運営」について実践したので報告する。

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