国公私立大学病院副看護部長研修

川崎医科大学

川崎医科大学附属病院

報告者氏名:水畑 忍

平成26年度
国公私立大学病院副看護部長研修
一般病棟の重症度、医療・看護必要度適正な評価システムの構築

[概要]
当院は病床数1,182床の大学病院であり、7対1看護加算を取得している。平成26年度診療報酬改定に伴い一般病棟の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度と称す)が見直され、A項目2点かつB項目3点以上の患者割合15%以上が、看護体制7対1入院基本料の要件となった。しかし、看護必要度の患者割合が15%の維持に苦慮していて、看護必要度評価の評価漏れや記入漏れがあるのが現状である。看護必要度評価の精度を高く保つためには、看護必要度評価は患者に提供した看護の質の評価につながっていることの認識を高め、適正に評価できる評価者の育成が必要である。また、看護必要度評価が適正に評価できているのかを可視化するために、自部署監査と他部署監査をするシステムの構築に取り組んだ。その結果、評価者の育成として、平成26年度診療報酬改定後の重症度、医療・看護必要度評価者研修の受講を勧め、研修を修了した看護師により適正に評価できるようになった。また、自部署監査と他部署監査を行った結果、B項目は評価の精度が上がったが、A項目は記載漏れや記入漏れがあり、医師との協力体制が必須であることを再認識した。