国公私立大学病院副看護部長研修

防衛医科大学校

防衛医科大学校病院

報告者氏名:小林 智恵子

平成27年度
国公私立大学病院副看護部長研修
変則2交代勤務を導入し、超過勤務を減らし安全で働きやすい職場環境への改善

[概要]
当院は、病床数800床の特定機能病院で入院基本料10対1、看護単位は14単位である。現在の勤務体制は、3交代(6病棟)・16時間の2交代(4病棟)・12時間の2交代(4病棟)をとっている。平成22年より12時間の2交代勤務(長日勤8:30~21:30・夜勤19:45~9:00)を6病棟に導入した。同時期に新病棟への移転と電算機システム換装が実施され、導入直後から12時間の長日勤の拘束時間が長く心身負担となり不平不満が多く聞かれた。各部署で業務改善や対応を検討したが、特に長日勤のリーダー看護師は、緊張の連続と夕方の休憩時間が確保できず体調不良の訴えが聞かれた。長日勤の超過勤務は、退勤のリスクとなる深夜帯(22:00以降)になる事が多く、異動希望や離職の原因にも繋がり2年後には2病棟(外科病棟)が16時間の2交代勤務に移行した。しかし、16時間の2交代勤務の夜勤も、拘束時間が長く(日本看護協会のガイドラインの基準では勤務の拘束時間は13時間以内としている)、超過勤務も多く更に心身の負担となっている。