国公私立大学病院副看護部長研修

佐賀大学

佐賀大学医学部附属病院

報告者氏名:原田由美子

平成28年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護管理者育成のための師長検討会の体制整備 看護管理手引き作成を通して看護管理者の育成をはかる

[概要]
今年度、新看護部長の就任と新たな副看護部長3名が就任し、新体制となり、今後の看護部の課題について検討した。現在の看護管理者の体制は平成28年度の部長・副部長・看護師長の平均年齢は53歳であり、今後新たに看護師長や副看護師長の昇任を考慮し早急な教育体制が必要であるが、当院には看護管理者教育指標がなく、毎年の管理者研修は、トピックス的な内容で日常の看護管理に生かされてないのが現状である。近年では、管理者のためのコンピテンシーモデルやマネージメントラダーなどの導入が進んできているが、まずは自施設の組織の強みと弱みを自覚し自分たちにあった管理者の教育体制が必要と考え、看護師長の組織内での情報共有と実践能力向上のための看護師長会議・検討会のあり方について検討した。
まず、報告中心の看護師長会議から、検討事項を増やす会議とし、看護師長検討会を継続し、看護師長間の語る場としてのグループワークを中心にすすめ、各看護師長が実践している看護管理の手引きの工夫を参考に若い看護師長へ伝える教育の場を提供した。世代間の違う看護管理者の考えを管理の手引き作成を通し伝え示していくことにより若い看護師長の学習の機会となった。