国公私立大学病院副看護部長研修

順天堂大学

順天堂大学医学部附属浦安病院

報告者氏名:鈴木美智子

平成20年度
国公私立大学病院副看護部長研修
救急患者の受け入れを積極的に行うための空床コントロール

[概要]
 平成20年度の事業方針のひとつとして救急医療の拡充があげられ、三次救急に備えるべく手術室の拡張工事と心臓血管外科が開設された。
 地域の中では、産婦人科診療や小児科診療の撤退や公的病院の閉鎖など当院を取り巻く環境が変化した。しかし後方施設や後方ベッド、高齢社会における在宅療養の問題を残しつつ、また平均在院日数は14日だが慢性疾患や療養型の患者は増加傾向で転院計画も順調に進んでいるとはいえないのが現状だった。
そして病床利用率は平均90%前後で、週のなかばは96%まで上昇する傾向の中、一般外来からの即日入院の病床の確保が困難なことや、救命救急センターの病床の回転が悪く、三次救急を受け入れるのに制限ができてしまうことが問題になっていた。