国公私立大学病院副看護部長研修

愛知医科大学

愛知医科大学病院

報告者氏名:小池三奈美

平成20年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護部の組織運営を円滑にする師長サポートシステムの構築

[概要]
 当院は病床数1,014床、病床利用率83.3%、平均在院日数14.1日で、高度救命救急センターを有する特定機能病院として地域の医療を担っている。平成19年度より7:1看護師配置を取得した。看護部の目標に向かい、それぞれの部署が円滑に機能し、看護部組織全体が力を発揮することが必要であり、そのためには各部署の師長が重要な役割を担うが、その師長たちの表情に疲弊の色が強く見られるようになってきた。人事担当副看護部長は相談面接の役割も持つが、看護師から、「部署の中がまとまらない。」師長からは「時には誰かに自分の背中を押してもらいたい。」など、看護部組織内のコミュニケーション力の低下が感じらる言葉が聞かれることが多くなった。目標管理を行う中で、師長へはスタッフ支援の重要性を指導しているが、師長へは定期的な面接などサポートシステムの構築、明文化がされていない現状があり、担当副看護部長の関わり方もそれぞれの方法となっていると思われた。看護部組織運営を円滑にし、組織力を高める風土にするためにも現状の問題を明確にし、師長をサポートする体制を再構築することが必要と考え、本課題に取り組んだ。