国公私立大学病院副看護部長研修

鳥取大学

鳥取大学医学部附属病院

報告者氏名:中村真由美

平成21年度
国公私立大学病院副看護部長研修
新任師長育成プログラムの検討

[概要]
当院では各個人の能力開発は、経験年数別、実践能力別の院内教育プログラムを実施している。また、7対1看護基準取得を機に、新人教育体制は整備されてきた。しかし、一方で看護管理者育成のための体系的な教育体制は整備されておらず、看護管理者の自主的な自己研鑽にまかせている現状である。そのため、看護管理者間での学習に格差がみられ、マネジメント能力においても違いが現れている。また、看護管理者の中でも特に新任師長においては、様々な業務上の困難な体験やスタッフとの人間関係に悩むことが多く、ストレスを抱えている状態がみられる。新任師長育成に関しては、オリエンテーション研修はあるが、それ以後の育成研修はなく、看護部としての支援体制も整備されていない。
師長のマネジメントの評価としてはMaINを使用し、自己評価を実施しているが、師長自身が評価の結果を分析し改善に繋げることができていない。このような現状から、看護部の人材育成担当副部長として、看護管理者育成の中でもまず、新任師長を支援するための育成プログラムを検討する。