国公私立大学病院副看護部長研修
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奈良県立医科大学
奈良県立医科大学附属病院
報告者氏名:橋口智子
平成21年度
国公私立大学病院副看護部長研修管理指標MaINによる看護師長自己評価と職務満足度調査を活用して課題を明確にする
[概要]
看護師長が、どのように部署の管理・運営を行っていくかで組織が活性化されたり、滞ったりし、その部署の組織づくりや組織風土の形成に影響している。そのため看護師長の管理・運営能力を強化することは、看護部を構成する看護師個々のモチベーションに影響を与え、組織としての求心力を鍛え、成長させることにつながると考えている。当院の看護師長は26名で、その内7名が今年度昇任した新任看護師長である。平均年齢は49.2歳 平均勤続年数は、 26.3年である。新任師長に対しては、初期にオリエンテーションを行っているが、計画的なフォローアップは行っていない現状である。
今年度、 101名の新卒看護師を含め131名の新採用者を受け入れ、離職率は約10%である。教育担当副部長として新人・現任教育(クリニカルラダー)計画を実施していく中で、師長によるスタッフ支援の不足を感じることがある。スタッフ教育の点から見たとき、看護師長の管理能力の向上を図る必要性を感じた。しかし、当院には管理者ラダーは無く、管理者評価も実施していないことから、看護師長の能力や看護職全体の現状把握をし、課題を明確にすることが必要となった。