国公私立大学病院副看護部長研修

国際医療福祉大学

国際医療福祉大学三田病院看護部

報告者氏名:松尾ゆう子

平成21年度
国公私立大学病院副看護部長研修
中堅の看護師が魅力を感じる職場環境の整備

[概要]
私が勤務する病院の看護師の年齢構成は図-1の通りです。20代が90人(42%)と最も多く次いで30代が84人(39%)、まさに中堅の看護師が中心となって活躍している病院です。一方で管理職(副師長以上が管理職)は30代は1人、40代は6人、50代以上が5人という構成です。平均の経験年数は約5年、最も長い者が10年(56才)という状況です。
今現在は中堅の看護師一人が副師長に昇格すると定年退職までそのまま副師長もしくは師長を担当していきます。そのため次の中堅の看護師が成長してきても病棟では昇格の機会が多くなくて先輩管理職者の定年を待つか或いは他の職場へ異動して昇格するということになります。このため職場における就労意欲(モチベーション)を昇格にのみ働き甲斐を求めることは難しく、且つまた看護師の全てが昇格を求めているわけでもありません(毎年の目標管理や面接で確認済)。
このような実態をふまえ看護部の業務として、個々の看護師の多様な働き甲斐(人生観にも通じる)に応える方策を整備して、中堅の看護師が魅力を感じる職場環境の整備を今回の実践研修のテーマに選定したしだいです。