国公私立大学病院副看護部長研修

自治医科大学

自治医科大学附属病院

報告者氏名:小谷妙子

平成21年度
国公私立大学病院副看護部長研修
一般病棟看護師の適正配置と職員の労働量の均衡化

[概要]
私は総務担当として看護職員の配置に携わっている。当院では各看護単位の平均夜勤時間72時間/月の施設基準を看護師配置の基本とし、今まで 7対1看護での看護師の適正な配置について十分検討してこなかった。当院の看護必要度の基準を満たす割合の平均は17.1%である。割合の高い部署で 40%以上、低い部署は1%以内と部署間に格差がある。このことは、現状の夜勤時間を基本とした看護師の配置では、部署の繁忙状況を反映した配置人数になっていないことを示している。看護必要度以外に看護師の繁忙状況を表すものを見出して配置に活かし、働く者の公平感や職員満足、また患者がどの病棟に入院しても一定の質の高い看護を受けることのできる体制をつくるための取組みである。